目次
フリーランスのメリット
- 働く時間の制約を受けない
- 働く場所の制約を受けない
- 実力次第では、収入の増加も期待できる
- スキルアップの幅が広い
- 人間関係のストレスがない
フリーランスとして仕事をこなしていくことを検討している人も多いでしょう。会社員と違って、自由な時間に自由な場所で仕事ができるフリーランス。
憧れている人も多く、実際に大きな利益を出している人もいます。そこでフリーランスが受けているメリットについて、解説します。
これからフリーランスを目指している人や、実際にフリーランスとして行き詰まっている人の参考になれば幸いです。
働く時間の制約を受けない
フリーランスの人は基本的に働く時間の制約を受けません。そのため、生活リズムも仕事に合わせずに組むことができます。
会社員になると、オフィスに出社して仕事を行うので移動までの時間もかかりますし、自分の裁量でスケジュールを組むことは難しいです。
その点、フリーランスは仕事以外に出来事でも柔軟に対応できます。
例えば、身内に不幸があった場合、フリーランスだとクライアントとの折り合いがつけやすいのですぐに対応可能。
「時間の融通がきくという点」も憧れを持たれるポイントです。
また、プライベートの時間と仕事の時間を自分で設定できるので、長期休暇を取ることも可能です。
長期的に旅行したい時も、自分のペースで調節できるので、自由なライフスタイルを過ごすことができるのです。
ただし、これは「納期通りに仕事を納品する」という前提の元に成り立っています。
時間を自由に使えますが、クライアントの予定通りに納品ができないと、仕事に支障が出るので注意しましょう。
働く場所の制約を受けない
同じように仕事をする場所の制約もありません。オフィスというものが存在しないので、自分が仕事をしたい場所で仕事ができます。
カフェでもコワーキングスペースでも、仕事ができる場所であれば問題ありません。もちろん、在宅でも仕事が可能なので、育児をしながら仕事をするという人もいます。
ある意味で、子育ての時期はフリーランスとしてお仕事をすると、家事との両立が楽になるかもしれませんね。
また、インターネットさえあれば仕事がこなせるので、世界を転々としながら仕事をする人もいます。昨今ではそういった働き方をする人も増えてきており、フリーランスが注目される理由になってきています。
日本ではない環境に身を置くことで、自分をより高めるきっかけにも繋がりますし、新しい可能性に気づくチャンスでもあります。
実力次第では、収入の増加も期待できる
フリーランスは収入が定められているわけではないので、自分の努力次第では会社員の収入を超えることもできます。
フリーランスの仕事で重要になるのは、営業です。こなす仕事が入ってこないと、報酬も発生しないのでどんどんと貯蓄を減らしてしまうことになります。
そんな時に便利なのが、案件紹介エージェントです。
案件紹介エージェントに登録しておくだけで、自分のプロフィールを見たクライアントから連絡が来る可能性があるので、営業を行う必要がなくなります。
営業に割く時間を自身のスキルアップにつなげることもできます。
スキルアップの幅が広い
フリーランスといっても、業種は様々あります。ライターやデザイナー、エンジニアなど様々な業種のフリーランスがいて、行なっている仕事も違います。
そして、フリーランスはこういったスキルを自分で選んで仕事にすることができます。会社に勤めていると、与えられた業務をこなすので、自分に仕事の選択権はありません。
ライターからエンジニアへ、エンジニアからデザイナーへ、などスキルアップとして別の業種にチャレンジすることも可能なのです。
またこういったスキルを組み合わせることで、ブランディングが完成して自分しか出せない魅力にも繋がります。
どんどんと新しいことにチャレンジすることもフリーランスとして活躍し続けるには必要なことと言えるでしょう。
人間関係のストレスがない
フリーランスの人々は組織に属してはいません。そのため、人間関係で苦労する場面も少ないです。
企業に勤めていると、どうしても嫌な上司との付き合いや行きたくもない飲み会に付き合わされることもあります。
こうした人間関係が原因となって、精神的に自分を追い詰めてしまう人も。そんな人間関係のストレスとは無縁です。
自分のペースで遊びにいけて、自分が接したい人と接することができるのが、フリーランスの大きなメリットと言えるでしょう。
前職で精神的ストレスが多かったことから独立して、フリーランスとして仕事を開始した人もいます。
一人で黙々と仕事を進めていきたいという人は、フリーランスとして仕事を進めていくのがオススメかもしれませんね。
フリーランスのデメリット
- 体調管理がしんどい
- 収入が安定しにくい
- プライベートと仕事の境目がなくなる
- 事務作業も自分で行う必要がある
- 人間関係のつながりが少なくなる
一方でフリーランスで仕事を進めていくと、不都合なデメリットも存在します。フリーランスのデメリットは会社員であるメリットとも言えるでしょう。
このデメリットを知らずにフリーランスに勢いだけでなってしまうと、思わぬ落とし穴にハマることがあります。
ここからはそれぞれのデメリットとデメリットへの対処法を解説します。
体調管理がしんどい
フリーランスは自分で仕事量や休日を管理できます。しかし、基本的に毎日が仕事の日々で会社員よりも仕事をしている時間が長いことがあります。
また、納期に追われることも多々あるので、デスクに向かい合っている時間が圧倒的に多いです。
フリーランスは信頼勝負。クライアントが思っている納期よりも遅れてしまうと、信頼を失うことになります。
フリーランスは信頼が大事で、継続的に仕事をもらうためには信頼を裏切ってはいけません。
仕事が継続できなくなってしまう理由として、体調管理が挙げられます。怪我や病気で入院してしまうと、仕事に取り組む時間が少なくなってしまい、仕事を継続できなくなる可能性があります。
そのため、自分の体調管理はしっかりと行う必要があります。普段から予防を心がけたり、体調に不安を感じたらすぐに通院したりなど、仕事を継続できるような環境作りを心がけましょう。
収入が安定しにくい
フリーランスは営業や税務まで、全てを自分ひとりで行います。もちろん、仕事に関しても最初から最後まで自分で行う必要があります。
- 営業
- 納品
- 経理
などが、仕事の主な作業ですが、これを全て自分で行います。
営業をサボればうまく仕事が入ってこなくなりますし、納品が遅れてしまうと信頼がなくなって継続的にお仕事がもらえなくなってしまいます。
お仕事でもらった案件も途中で途切れることがあるので、お仕事が常に自分の手元にないことも十分ありえます。
そのため、収入が不安定となってしまい、安定して仕事を獲得するには経験が必要です。
案件獲得のために自身で営業を行うことも良いですが、案件獲得のためのエージェントに登録するのも一つの手段です。
営業を自動的に行なってくれるので、案件の獲得確率もあげることができます。
また、フリーランスにこれからなろうとしている人は自分が働きたい環境や業種、目的などを考え直してみましょう。
そして、それに適している会社が本当に存在しないのか確認すると、転職サイトなどで見つかることもあります。
そうなった場合は、フリーランスではなく就職という道を考えるのも一つの手段でしょう。
会社員からフリーランスになることを考えている人は、副業にチャレンジして見て、独立できそうならフリーランスとして仕事を開始することを考えても良いのではないでしょうか。
プライベートと仕事の境目がなくなる
フリーランスはプライベートと仕事の境目がわからなくなります。仕事の連絡はプライベートの時間でもきますし、仕事に集中している時間でもプライベートの連絡が来ることもあります。
仕事の時間とプライベートの時間があやふやになってしまい、うまく差別化できなくなりどっちもうまくいかなくなるなんてこともありえます。
しっかりと仕事は仕事、プライベートはプライベートで分ける習慣をつけましょう。
仕事とプライベートを分けるオススメの方法は、カレンダーアプリを活用する方法です。
カレンダーアプリで、事前に「休日」や「休憩時間」を作ってしまい、そのタイミングは絶対休むという習慣を作るとしっかり休みの時間を確保できます。
事務作業も自分で行う必要がある
会社に務めていると、事務の人ではない限り税務関係には触れることはないでしょう。しかし、フリーランスの人は税務関連も自分で行う必要があります。
しかし、税務関係について何も知らない人も多いでしょう。まずは確定申告や税金に関する知識を学ぶ必要があります。
誰にも頼ることができないので、税務関係の知識はしっかりと勉強しましょう。
特にフリーランス1年目は確定申告などもよくわからないと思うので、税務関係のサービスを活用しましょう。
- freee
- マネーフォワード
- メリービズ
など、フリーランス向けに提供している税務関係のサービスがあります。これらのサービスを活用することで、確定申告の作業がグッと短縮されて苦労せずに終えることができます。
フリーランス1年目は確定申告の流れに慣れるためにも、税務サービスを活用してみるのも一つの手段と言えるでしょう。
人間関係のつながりが少なくなる
フリーランスにはオフィスがない分、人と関わる時間もそこまでないです。個人で仕事も行うので、連絡を取るのはクライアントのみになりがちです。
そのため、人間関係が少なくなってしまい、寂しい思いをすることもあります。「フリーランス=孤独」なんていう印象を持っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、昨今ではオンラインサロンのようにフリーランス同士でコミュニケーションを撮れる場所も増えてきています。
SNS上などでもグループができ始めており、自分から参加すれば仲間を見つけることも可能です。
また、リアルの場でもフリーランス向けのイベントを行なっていることも多いです。自分から行動して、仲間を増やしていくことでつながりを作ることができることを覚えておきましょう。
まとめ
今回はフリーランスのメリットとデメリットを解説しました。フリーランスは自由で憧れを持たれがちですが、全てが自己責任で誰も自分を守ってくれません。
自分の行動が全て結果につながるので、準備と勉強は怠らずにしましょう。
これからフリーランスを目指す人は、今回紹介したフリーランスのメリットとデメリットを理解して、事前に対策をしておきましょう。