この記事は、次のような方におすすめです。
- 未経験からフリーランスで独立したい人
- 専門知識・技術がないけど起業したい人
- フリーランスになる方法を知りたい人
「手に職はないけど、フリーランスになりたい」
そう思ったときに気になるのが、「未経験からでもフリーランスになれるのか?」ということ。
そこで本記事では、以下の内容をご紹介します。
- フリーランスになりやすい職業
- スキルを身につける方法
- 未経験者が仕事を受注する方法
- 未経験からフリーランスになる時の注意点
記事を読むと、未経験からフリーランスになる方法がわかり、起業・独立へ近づけます。専門職ではなくても、フリーランスになって、好きな働き方をできるのです。ぜひ参考にしてください。
目次
未経験からフリーランスを目指せる職業4つ
未経験からフリーランスになれる職業には、どのような仕事があるのでしょうか?
起業・独立を目指しやすいのは、次の4つの職業です。
- ライター
- エンジニア
- デザイナー
- クリエイター
それぞれの職業について、以下で解説していきます。
【未経験からフリーランスを目指せる職業1】ライター
未経験からフリーランスを目指しやすい職業として、まず挙げられるのはライターです。
ライター系の職業・職種の中で、特にフリーランスに向いているのは、次の2つ。
- Webライター
- 編集者・ディレクター
Webライターとは、メディアの運営者から依頼を受けて、記事を執筆する仕事のこと。掲載媒体は、企業のオウンドメディアや、個人運営のサイト・ブログなど様々です。
編集者・ディレクターは、発注者(メディア運営者)とライターの間に入る、中間管理職のような役割。編集者は、記事の内容や文章のチェックと修正が主な仕事です。場合によっては、ライターへの指示を行うこともあります。
ディレクターは、記事の内容だけではなく、サイト全体に対する責任のある職業です。たとえば、閲覧数や、サイト経由での購入・申込数などを上げることも、ディレクターの仕事。
編集者とディレクターは、必ず分かれているわけではなく、1人で行う場合もあります。
【未経験からフリーランスを目指せる職業2】エンジニア
エンジニアも、未経験からフリーランスを目指すことが可能です。エンジニア系の職業・職種の中で、フリーランスや独立・起業に向いているのは、次の2つ。
- プログラマー
- アプリ開発者
プログラマーとは、プログラミング言語を用いて、システム開発をするエンジニアのこと。コンピューターが顧客の希望どおりに作動するように、システムを組みます。
アプリ開発者の仕事は、プログラミングを利用して、Webアプリやスマホアプリを作ること。広いくくりでは、プログラマーに属しますが、アプリ開発に特化した職業です。
【未経験からフリーランスを目指せる職業3】デザイナー
未経験からフリーランスを目指せる職業には、デザイナーもあります。デザイナー系の職業・職種の中で、フリーランスに向いているのは、次の5つ。
- イラストレーター
- Webデザイナー
イラストレーターとは、絵を描く職業のこと。Webサイトのヘッダー画像や、キャラクターやアイコンの他、解説に使う図解の作成などもあります。発注主は企業だけではなく、個人ブログで使うイラストの依頼も多いです。
Webデザイナーの仕事は、メディアやサイトのデザインをすること。レイアウトや色などの見た目を決定し、プログラミング言語を用いて、そのデザインを実現します。
【未経験からフリーランスを目指せる職業4】クリエイター
クリエイターも、未経験からフリーランスを目指しやすい職業です。クリエイター系の職業・職種の中で、独立・起業に向いているのは、次の3つ。
- カメラマン
- YouTuber
- 動画クリエイター・映像クリエイター
カメラマンは、動画や写真を撮影する職業です。大きく分けると、依頼されて撮る仕事と、芸術・アート作品として撮る仕事があります。
依頼されて撮るものは、広告宣伝用や、サイト掲載用、人物写真など。アートとして撮るものは、動画・写真自体を作品として、展示や販売を行います。
YouTuberは、動画をWeb上にアップすることで収入を得る職業です。再生回数により広告収入を得たり、企業がスポンサーになったりすることで、収益を上げます。
動画クリエイター・映像クリエイターとは、動画・映像を作る職業のこと。細かく分けると、動画の企画や撮影・編集・CG作成など、多様な仕事があります。
たとえば、上記のYouTuberが、自分で撮影・編集をせずに、動画クリエイターに外注することも可能です。
未経験からフリーランスになるスキルの身につけ方3つ
未経験からフリーランスになるには、スキルを身につける必要があります。未経験からスキルを習得する方法は、主に、次の3つです。
- セミナー・スクールで学ぶ
- 副業で腕を磨く
- 転職して経験を積む
それぞれの方法について、以下で詳しく見ていきましょう。
【未経験からスキルを習得する方法1】セミナー・スクールで学ぶ
未経験からスキルを身につける方法としては、まず、セミナーやスクールが挙げられます。たとえば、以下のようなスクールや講座があります。
- プログラミング
- Webデザイナー
- Webライティング
- カメラ・写真撮影
実際に学校に通うものもありますし、オンライン上だけで授業を受けられる場合もあります。
また、費用は、主催者や講師により様々です。たとえば、プログラミングスクールの場合、安い講座なら10万円以下、高いものになると40万円以上かかります。
通いやすさや予算、受講者の評判などから決めると良いでしょう。
<プログラミングスクールの一例>
- DMM WEBCAMP
- TECH::CAMP
- TechAcademy
スクールについては、他のページで詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
【未経験からスキルを習得する方法2】副業で腕を磨く
現在の勤務先で働きながら、副業で腕を磨くのも方法の1つ。この場合、本業の収入を維持しながら、その分野を実際に体験できるのが大きなメリットです。
また、副業なので、どれだけ時間を割くかというスケジュール組みも自由。本業の忙しさに合わせて、自分で調整が可能です。
【未経験からスキルを習得する方法3】転職して経験を積む
未経験の分野で起業したい場合、まずはそのジャンルに転職する方法もあります。
会社を辞めていきなり起業するのではなく、転職先でその業種の知識やスキルをつけるのです。実際に働いてみないとわからない、細かい作業内容やトラブル対処なども経験できます。
その分野で起業するための課題も見つかり、独立するための道筋が、より具体的になるでしょう。
未経験からフリーランスで仕事を取る方法3つ
未経験からフリーランスで起業できても、実際に仕事を受注するのは難しいことです。未経験の場合、次のような順序で仕事を増やすのが良いでしょう。
- まずは何でもいいから実績を作る
- 実績を元に営業する
- 実績が増えたら上の仕事を目指す
それぞれの手順について、以下で説明していきます。
【未経験からフリーランスで仕事を獲得する手順1】まずは何でもいいから実績を作る
未経験からフリーランスになった場合、最初はなかなか受注できません。なぜなら、実績がなく、実力がわからないから。
なので、まずは何でもいいから実績を作ることが大事です。たとえば、以下のような方法で受注をします。
- 低単価で受注する
- 無料やモニター価格でお試しにする
- 知人から紹介してもらう
無料やモニター価格でお試しにする場合、利用後の感想をもらいましょう。口コミを書いてもらうことを、モニター価格の条件として提示しておくと、スムーズです。
それを「お客様の声」として、自分のサイトに載せることで、実績ができます。
【未経験からフリーランスで仕事を獲得する手順2】実績を元に営業する
手順1で実績ができたら、今度は、その実績をもとに営業しましょう。
ここで言う営業とは、仕事を取るための行為のこと。PC上でのメールのやりとりも、営業活動の一環です。
たとえば、以下のような方法で仕事を探します。
- クラウドソーシング上で応募する
- 企業サイトへ応募や問合せをする
- 知人へ紹介を依頼する
クラウドソーシング上には、仕事の募集がたくさんあります。
また、募集していない企業でも、問合せをすると、採用してもらえるチャンスもあります。自分から積極的に連絡してみましょう。
【未経験からフリーランスで仕事を獲得する手順3】実績が増えたら上の仕事を目指す
手順2で実績が増えてきたら、今度はさらに上の仕事を目指しましょう。
上の仕事というのは、具体的に、次のようなことを指します。
- 高単価の仕事
- 高度なスキル・技術が必要な仕事
上記のいずれも、実績が少ない状態では、なかなか依頼してもらえません。経験を積んでから、挑戦してみましょう。
未経験からでもフリーランスになるメリット4つ
未経験からでもフリーランスを目指す人が多いのは、それだけメリットがあるからです。主に、フリーランスには、次のようなメリットがあります。
- 業種・職種によっては在宅ワークも可能
- 働く時間や場所が縛られない
- 仕事仲間を自分で選べる
- 仕事内容を自分で決められる
それぞれのメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。
【フリーランスのメリット1】業種・職種によっては在宅ワークも可能
フリーランスは、誰かに雇われているわけではないので、会社へ行く必要がありません。もちろん、実店舗で営業する業種であれば、お店へ行く必要はあります。
ただ、業種・職種によって、完全に自宅で仕事をできる点は、大きなメリット。在宅ワークだと、時間配分を自分で決定でき、ライフスタイルの選択肢が増えるからです。
それにより、家事や育児との両立も可能になります。
【フリーランスのメリット2】働く時間や場所が縛られない
フリーランスになると、働く時間や場所が縛られない点もメリットです。「何時から何時まで仕事」という決まりがありません。
特に、Webライターやエンジニアであれば、パソコン1台で作業が可能。そのため、自宅のみならず、カフェや旅行先のホテルなど、どこでも仕事ができます。
フリーランスなら、旅をしながら働くことも可能。会社員と比べると、圧倒的に自由な働き方ができます。
【フリーランスのメリット3】仕事仲間を自分で選べる
仕事相手を自分で選べるのも、フリーランスのメリットの1つ。
会社員の場合は、上司や部下を選べません。また、取引先や顧客も、自分だけの意思で勝手に断れないのです。
会社員が会社を辞める理由には、人間関係がよく挙げられています。それだけ、仕事相手を選べないのはストレスになるということ。
しかし、フリーランスであれば、一緒に事業を進める仲間や取引先を、自分で選択可能です。人間関係による悩みは、かなり少なくなります。
【フリーランスのメリット4】仕事内容を自分で決められる
フリーランスになると、仕事内容を自分で選べるのも、良いところです。自分で決められると、たとえば、次のようなメリットがあります。
- 自分の好きなことで稼げる
- やりがいのある仕事をできる
会社員の場合は、まったくやりたくない業務でも、やらなければいけません。また、自分の行きたい部署には配置されないことも多いです。
しかし、フリーランスなら「どんな仕事をするか」は、自分で取捨選択が可能。やりたくないと思ったら、受注しなくてもいいのです。
自分に決定権があるのは、フリーランスの魅力です。
未経験からフリーランスになるときの注意点・難しい点2つ
未経験からフリーランスになるには、やはり難しい点もあります。注意すべき点は、次の2つです。
- 最初は仕事を受注できない
- やる気・覚悟・行動力が必要
それぞれの注意点について、以下で見ていきましょう。
【未経験からフリーランスになるときの注意点1】最初は仕事を受注できない
未経験からフリーランスになるときの注意点は、仕事の受注が難しいことです。本記事内でも書いたように、最初はなかなか仕事をもらえません。
仕事を取れるようになるまでの時期を、いかに乗り越えるかがポイントでしょう。
これについては、本記事内の「仕事を取る方法」で詳しく解説していますので、ご参照下さい。
【未経験からフリーランスになるときの注意点2】やる気・覚悟・行動力が必要
未経験からフリーランスになるときの注意点は、やる気や覚悟、行動力が必要なことです。なぜなら、会社員とは違い、仕事を与えられるわけではないから。
自分から仕事を取りに行かなければ、収入はゼロになってしまいます。運良く受注できたとしても、安定的にその収入が入ってくるわけではありません。
その覚悟があるかどうか。そして、やる気だけではなく、実際に行動できるかどうかが重要なポイント。
何も頑張らずに、才能だけで成功するフリーランスは、ほとんどいません。努力は必須です。やる気と覚悟を持った上で、行動しましょう。
まとめ:未経験からフリーランスになることは可能!
未経験からでもフリーランスで独立するのは、充分可能です。行動力とやる気があれば、仕事も獲得できます。
まずは何でもいいから、仕事を1つ受注しましょう。そこから、実績も人脈も増え、さらに営業活動をしやすくなります。
フリーランスなら、好きなことを仕事にできて、働く時間や場所も自由。こんなに良い条件の労働環境は、フリーランス以外になかなかありません。
でも、最終的には、自分がやるかどうかです。行動を起こして、好きな働き方を手に入れましょう!